主要地方道 熊本高森線(健軍工区)舗装補修工(第5報)

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工事が始まりました。近隣の皆様方には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願い申し上げます。

6日(土曜日)の夜間工事から切削オーバーレイを開始いたしました。前日に工事区間の始まりと終点にカッターで切れ目を入れました。

意外とこれも高音でウルサイ作業です。舗装に5㎝の深さで切れ目を入れます。

次に、切削機という専用の大型機械で舗装表面を削り取ります。削り取った舗装屑は、そのままダンプトラックに積み込んで処分場へ運んで再利用されます。

後ろの機械が切削機です。前のダンプトラックに削った切削殻をそのまま積み込みます。低音の鈍い音がします。

あとに削りカスが残りますので、スイーパーという車で掃除をして削った表面をきれいにします。

一連の作業を全体的にみるとこんな感じです。一番前にダンプトラック、次に切削機、最後にスイーパーできれいにします。

約5㎝の深さで舗装表面を削りました。

切削が完了すると、次に接着剤のような乳剤というものをまきます。

これによって、削った面と新しい舗装とがシッカリと一体化します。

ディストリビューターというタンク車みたいな車で散布します。

必要な箇所にはしっかりと、不要な箇所は汚さないように運転しながら綺麗に散布します。

見ているとよく考えて上手に作業されます。感心します。

この乳剤が乾くといよいよ舗装です。

アスファルトフィニッシャという機械で均一な厚さ(5cm)で舗装を仕上げていきます。

プラントで練り合わせた材料(現場到着温度は、約170℃)を冷える前に素早く敷き均し転圧して締め固めます。

今の時期は、ちょうどいいくらいですが真夏の昼間に舗装をやっている人は、150℃の高温の上で作業しているわけです。過酷な作業です。

コンバインドローラという、前輪が鉄で後輪がタイヤの振動ローラで継ぎ目や細かいところを締め固めます。

マカダムローラという鉄輪で表面を平らに仕上げます。

最後にタイヤローラ(全輪タイヤ)でじっくりと締め固めます。ガチガチに締め固めます。

材料の温度が、じわじわと下がって50℃以下ぐらいになれば完成です。

 

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